こんにちは、島原市地域おこし協力隊の田口です。
▼最近のトピックス
島原の川(汽水域)にいるこの貝。
スナックのおつまみで出されているらしい。
島原市の「眉山(まゆやま)」
島原市在住の方で、眉山(まゆやま)を知らない人はいないはず。
市を象徴するランドマーク的な山なんですが、「眉山」でググると徳島県の眉山(びざん)が上位表示されるのがちょっと悔しかったり……。
市内の中心部に君臨し、その背後には長崎県内の最高峰「平成新山」が顔をのぞかせています。
山の形状が「眉」の形をしていること、もしくは普賢岳の「前」に位置していることが訛ったことが名前の由来になったといわれているようです。
住民との「共生」
歴史的な部分をたどると、1792年に起きた眉山の大崩落(島原大変・肥後迷惑)では、約15,000人の住民の命を奪った大罪を背負っています。
が、
その一方で、普賢岳噴火時には火砕流から中心市街地を守った「対雲仙岳・絶対防壁」でもあり、島原の大切な資源のひとつでもある「湧水」が湧き出ているのも、眉山の大崩落があったからこそ生まれたもの。
つまり、住民を殺すこともあれば、生かすこともある存在。
人の生死を分ける意味では、なんか「進撃の巨人」でいうところの「壁」のような存在なのかも?ツウぶりたい時は「ウォール・マユヤマ」と呼ぶことにします。
登山口の場所
今回は、そんな眉山へ登山してまいりました!
登山口は平成新山ネイチャーセンターへの道中にあります。
初めて登山される方へ→少し登山口がわかりにくいのでマップをご参考ください!
※登山したのは2021年の6月(初夏)。雨が降った直後はかなり危険なので気を付けてくださいね。
七面山の山頂を目指す
今回は、眉山の最高峰「七面山」を目指します。
アップ→ダウン→超絶アップ!
登山序盤は鼻歌まじり、超余裕です。
登山口から少し登ったあたりに七面山と南峰(天狗山方面)との分岐点があります。
ちょっと渓のようになっていて倒木がぎっしりなエリアも。
七面山の登山ルートを簡単に説明すると、
・序盤→ゆるやかな登り
・その後→ゆるやかな下り
そして…、、、その後は肺と心臓にダイレクトアタックする急傾斜⤴
あと、夏にやっかいだったのが、蚊。
・立ち止まる→蚊の猛攻を受ける
・歩く→息切れするキツさ
というかんじで、地味に・徐々に・そして確実に精神が削られていきます。
最高ですね。
平成新山ネイチャーセンターにある「眉山登山会」さんの資料をみてみると、その傾斜角度が異様なことがわかります。
七面山からの景色
そんな心臓破りの急傾斜を制すると、ついに七面山の山頂に到着!!
ゆっくり登って1時間半くらいでした。
天気が良ければ、有明海越しに熊本までを見渡せるんだとか🐻
山頂にある神社の神々しさは異常です。
まとめ
最後に、眉山登山で感じたことをまとめておきます!
・急傾斜が続くので水・服装・道具など、それなりの準備を。
・島原大変のストーリーを予習しておくと、ちょっとだけエモくなる
危険な場所もありますが、「島原住民と歩んできたストーリー」を肌で感じることができたのが一番の収穫です。島原大変・肥後迷惑だけでも予習していくとよりエモい登山を楽しむことができると思います☺
足腰に自信がある方は、足を運んでみてはいかがでしょうか ? ? ?
ではでは👋