「九州オルレ」島原コースを歩いてみた 海・街・山を巡った先に感じたこと

こんにちは、島原市地域おこし協力隊の田口です。

たぐち

▼最近のトピックス

中秋の名月(9/21)はスマホでうまく撮影できず撃沈……。

みなさんはご覧になったでしょうか?

先日、九州オルレの島原コースをまわってきました。

「コースになにがあるのか?」は島原市のページを見ていただくのが、超絶わかりやすいです。

この記事ではあくまで「個人の感想」を書いてみますね!

九州オルレとは?

まず、「そもそもオルレってナニ?(゜-゜)」って方に説明をば✋

オルレとは?

「オルレ」は韓国・済州島から始まったもので、もともとは済州の言葉で「通りから家に通じる狭い路地」という意味です。
済州ではなじみの深い言葉ですが、トレッキングコースとして名付けられてからは韓国国内で有名になりました。

九州オルレ公式HPより

要するに、九州各地にある「トレッキングコース」の一種だと思っていただけると分かりやすいです👍

コース途中にある「カンセ(馬)」の頭の方向に進む

島原コースの特徴

先日、そんな九州オルレの島原コースを歩いてきました。(with 「KokonNikiマップ」制作者の上田友さん)

上田隊員
ファンキーモンキーベイビーズのジャケ写?

ズバリ、島原コースのテーマは「火山」。

日本で最も新しい山「平成新山」を眺めながら歩くことができます。

※当日の模様を島原市のYOUTUBEチャンネルにアップしました!

平成新山(左)、眉山(右)

島原コースは2020年の2月にオープンしたとのこと。

  • 行程:10.5km
  • 所要時間:3.5~4時間
  • 高低差:約200m

オルレ島原コースの概要(どんなものがあるのか?)については、自分が説明するより【公式ページをご覧いただくのが分かりやすいかと思います💦

この記事では、オルレ島原コースを歩いてみて個人的に感じた『感想』をお伝えしていきますね!

個人的見どころベスト3

個人的に思う「マジでここだけは見て!」というポイントを3つ紹介します。(コースなので全部まわることになるんですが……)

1. 吉祥白天橋(きっしょうしらてんばし)

天候が良ければ熊本まで眺めることができる

山道コース前に登場するチェックポイント。

「とにかく眺めが良い!」

これに尽きます。

  • 平成新山
  • 有明海

という、島原市を代表するランドマークを眺めることができる好ポイントです。

ただし、曇りの日はちょっと残念な風景になるのでご注意を💦

それと「吉祥白天」ってのが、ちょっと必殺技っぽくて好きです。

2. われん川

透明度がパない

コースの中盤付近にある、われん川。

「湧水」が湧き出るポイントで、島原らしさを感じることができます。

平成の普賢岳噴火時に一度埋まってしまったそうですが、住民の強い意向により復活したんだとか。

気になってわれん川の水を飲んでみましたが、水底にはカニの死骸が沈殿しており、飲料水としてはあまりオススメできないです……。味はなんとな~く「炭酸が抜けた水」というか「生水っぽい」というか。。。水道水とは明らかに違う味でした。

かつては飲用としても使われていたみたいですので、勇気がある方は飲水チャレンジしてみてはどうでしょうか……!

3. 秩父が浦(ちちぶがうら)

上空から見た秩父が浦周辺

秩父が浦公園は、島原コース内で最も「海」を間近に感じることができるポイントです。

キラキラした海を眺めるだけでも気持ちが良い場所!

眼前に広がる「九十九島(つくもじま)」は、眉山が崩れて(島原大変・肥後迷惑)できた島々。

島原大変は約15,000人の命を奪った悲惨な出来事です。

しかし九十九島の見事な景観を眺めていると、歴史的な事もひっくるめて「美しい」と思わずにいられないのは自分だけでしょうか?

島原コースを歩く「価値」を考える

最後に、実際にコースを歩いてみて感じたことを少しだけ!

結論から正直に言うと、オルレ島原コース=「単純に歩くだけでは、少し物足りないコース」だと感じています。

道の大半は市街地エリア(舗装されている道)なので、他のオルレコースと比べてしまうと、少し自然のダイナミックさは感じにくいかもしれません。

トレッキングをする「だけ」、キレイな景観を見たい「だけ」ならば、山に登るのがオススメです。

島原の歴史を予習しておくと◎

しかし、島原コースの価値は「自然と住民がともに歩んできた痕跡」を、目で見て肌で感じられることにあると個人的に思います。

  • 噴火活動&山体崩壊で自然から与えられた傷
  • それがいかに市街地エリアから近いか
  • それでも島原に住み続ける選択を取った住民

場所、人、ストーリー。

実際に歩いてみると、ひとつの大きな「歴史民俗資料館」みたいな印象を受けました。

自然と暮らしが密接な関係にある島原市街地
※われん川の下流部から撮影

なので、オルレコースを歩く前には、

などなど、島原の歴史だけでも予習していくと、さらに価値ある時間を過ごすことができるはずです!

(さらに言えば)、オプションコースにある「がまだすドーム」の展示をあらかじめ見ておくのが、一番手っ取り早いかもしれません……!

オルレを歩く前の参考になればうれしいです。

秋の涼しくなるシーズン、島原を体感してみてはいかがでしょうか?

ではでは👋

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