「島原かすてら」はもはや芸術作品かもしれない 明月堂さんのこだわりがスゴかった件

こんにちは、島原市地域おこし協力隊の田口です。

突然ですが「その土地らしさ」を詰まったモノって、なんともいえない魅力を放ってますよね。

  • 湧水
  • 火山を中心とした自然
  • 野菜、肉、加工品などの特産品

島原市にも魅力あるモノがいっぱいあります。

今回は「島原らしさ」を味わうことができる魅力的なお菓子を紹介します~!

明月堂の「島原かすてら」

島原かすてら。

長崎県の中でもかなり特徴的なかすてらで、市のブランド「島原スペシャルクオリティ」、および長崎県認証農産加工品「長崎四季畑」にも認定されています。

島原市内でもカステラをつくっているメーカーはいくつかあるのですが、「島原かすてら」として販売しているのは「明月堂」さんのみ。創業70年以上の歴史あるお菓子屋さんです。

島原かすてらの魅力に迫るべく、代表兼職人の田口家道さんにお話をうかがってみました!

田口さん

出身:島原市

趣味:ソフトテニス

座右の銘:信頼

お菓子づくり職人歴:40年以上

お菓子作りに妥協を許さない職人でありながら、なんだか柔らかな雰囲気もあわせもっている御方でございます。

焼きあがったかすてらをカットする田口さん

島原かすてらの特徴

まずは、気になる島原かすてらの特徴を紹介します!

小さなパッケージがカワイイ

島原かすてらは大きな一本では販売されておらず、可愛くて小さなパッケージに小分けで包装されています。

どうですかコレ。可愛くない?

世界よ、これが「キューブカステラ」だ

この見た目だけでプレゼントやお土産に喜ばれそう。

小分けにされているので、

『かすてらって美味しいけど、ちょっと量が多すぎて・・・』

って方もきっと嬉しいですよね~。

選べる8種類の味

味のバリエーションが豊富なことも、島原かすてらの特徴の一つです。

なんと、

  1. いちご
  2. みかん
  3. ゆず
  4. レモン
  5. ほうじ茶
  6. 緑茶
  7. ココア
  8. 酒香味

という8種類の味が販売されています。めっちゃ多くない?

どの味から食べるか?嬉しい悩み

そのラインナップの豊富さたるや、もはや野球チーム並み。(プレーン味がないのもトガってる気がする)

田口さんいわく、それぞれの素材によって若干作り方が異なるそう。素材に合わせた分量と工程が決まっているんですね~。まさに職人の技(゜-゜)

ちなみに一番人気は「いちご」なんだとか。女性や子どもに支持されているそうです✨

新しい?「ザラメがない」かすてら

かすてらと言えばそう、底に敷き詰められているザラメですよね。

あのジャリジャリ感&甘みが口中に広がると、なんとも言えない背徳感を感じてしまいます。

しかしなんと。

島原かすてらの底には、ザラメがついていません……!OMG!

ザラメがない・・・だと・・・

これって地味に、いやかなり大胆な決断なんじゃないでしょうか?

食感を追求した結果、ザラメを入れないという結論に至ったんだとか。

実際に食べてみると、かすてら本来の「しっとり感」がより明確に感じられるような気がします。

徹底して「島原市の素材」にこだわる

そして、島原かすてら最大の特徴が地元産の素材をふんだんに使用していること。

しかも、「島原半島産」ではなく「島原市産」の素材からピックアップしている徹底ぶり。すげぇ~。

では、その素材の一例を紹介しましょう!

塚ちゃん雲仙たまご

まずは島原市民はおなじみ、塚ちゃん雲仙たまご(通称:塚ちゃんたまご)。

ニワトリの品種、与えるエサ・水などなど、こだわり抜かれた島原のたまごです。

島原かすてらの味のベースとなる食材でもあります。

この量の塚ちゃんたまごを見れるだけでなんか幸せ・・・

ちなみ、このたまごでつくる卵かけごはんはマジで旨いです。

島原市産の果物

いちご、みかん、ゆず、レモン。

島原かすてらには多くの果物が使用されており、その全てが島原市内で収穫されたものです。

いちごはプチプチとした食感が残るように、あえて粒を残したままピューレにするんだとか。

甘味が強い「ゆめのか苺」を使用したピューレ

まぼろしの島原茶(緑茶・ほうじ茶)

そして「まぼろし」と評される島原茶。

まぼろしの島原茶

雲仙岳の噴火災害の影響を受けながらも、その火が絶えることがなかった「ドラマチックなお茶」です。

島原かすてらには「緑茶」と「ほうじ茶」の味のバリエーションがあります。

▼島原茶はコチラの記事で紹介してます

島原の地酒

島原にある地酒メーカー、山崎酒造さんの純米大吟醸を使用した『島原かすてら酒香味』。

酒香味(さけこうみ)

島原かすてらのなかでも、ひときわアダルトな雰囲気を持っています。

食べたときに鼻から抜ける風味はまさに日本酒

お酒好きなそこのお父さま、ぜひ一度ご賞味あれ。

もはや芸術作品かも

今回は、島原かすてらのこだわりっぷりに迫ってみました!

  • 素材の良さを活かした「味」
  • 可愛らしい「見た目」
  • それを支える明月堂さんの「想い」

製造の現場を間近で見てみると、もはや芸術の域に達しているように感じました。「プロの仕事を見た」というかんじで、本当にすごかった。

カットだけでなく包装も手作業

購入するには?

▶明月堂オンラインショップ:https://shimabarameigetsudo.stores.jp/

▶長崎館(東京都日本橋)

▶明月堂本店

▶島原市内のお土産店

清流亭

島原城の売店

島原港ターミナルビル (有)杉永蒲鉾店

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