「有明ターポン」と呼ばれる魚をご存じでしょうか?
標準和名は「ヒラ」という魚で、全長60~70cmに達する大型魚です。今回はそんな有明海・島原の海でも出会える珍魚?をご紹介します。
有明ターポンこと「ヒラ」
見た目がターポンに似ており、有明海沿岸で釣れることから、釣り人の間では「有明ターポン」と呼ばれます。
なんだか淡水にいそうな見た目をしていますが、実はれっきとした海水魚。ニシン科ヒラ属に分類される、ニシンの仲間です。
見た目はまるで「ままかり」(サッパ)。岡山県のプライドフィッシュ(県の漁師が自信をもって推奨する魚介類)にも選ばれています。
ちなみに、「ヒラ」という名前は魚体が「平たい」ことに由来しているそうです。
実は有明海沿いのスーパーには普通に並んでいることも多く、実際島原市内の魚屋さんで見かけたことも多くあります。
島原沖でも稀に釣れることがある
そんな「珍魚」であり「怪魚」でもある有明ターポンですが、実は釣りのターゲットでもあります。
基本的な狙い方はルアー釣り。小型のヒラであればアジングタックル(アジのルアー釣り装備)で狙うことが可能です。ネットの情報をみるかぎり、有明海沿いの堤防からであれば福岡・佐賀あたりが有望なようです。
しかし!エサとなる小魚が湧いていれば、島原沖でも釣れることがあります。
島原沖で専門で狙う釣り人は少ないですが、ルアー(ジグ)で釣れることがあります。
釣期は年によってまちまちなのですが、例年夏場~10月初旬くらいまでがチャンスのようです。
釣果情報は、島原市内では唯一の遊漁船「海斗Ⅲ」さんの釣果情報をチェックされてみてください😌
骨切りさえすれば味は秀逸!
そんな釣魚のターゲットである有明ターポンは普通に食べることができます。
難点は小骨が多いこと。僕も食べたことがありますが、骨切するか酢でしめて小骨を柔らかくすれば、かなり美味しい魚なんです。
気になるお味は、クセが少なくタンパクな味わい。魚食が苦手な筆者でも、めちゃめちゃ食べやすかったです。
ぜひ機会があれば、釣りのターゲットとして狙ってみてはいかがでしょうか?
ではでは👐